開発日誌 (~2012年)


(2) ワセリンは石油からできているの?
ワセリンは石油由来です。

蒸留は、石油精製の重要な技術


原油は、ナフサ・灯油などへ精製されます。

ナフサは、ガソリンの原料であると同時に様々なプラスティック製品や有機化学、そして医薬品・化粧品の原料になります。

この石油精製のもっとも重要な技術が蒸留です。

蒸留とは、熱を加えて沸点の高いものから順番に揮発する性格を利用して、物質を分ける技術です。

蒸留すれば揮発するモノとその後残るモノに分かれます。


残渣(ざんさ)から生まれるワセリン


ワセリンは、石油精製課程で残されたモノ、正規業界では、「残渣」(ざんさ)と呼ばれます。

蒸留しても残るだけあって、残渣した物質は、沸点が低く重量が重い性質、また熱や気圧に対して比較的安定した物質です。

ワセリンはこの残渣をさらに精製して作られます。

この精製精度ややり方によって「白色ワセリン」と「黄色ワセリン」になります。

「白色ワセリン」は通常「黄色ワセリン」よりも精製精度が高く不純物が少ないとされます。

現在日本ではたんに「ワセリン」と言えば、通常「白色ワセリン」を指します。


ワセリンとアスファルト


残渣からは、いろいろな製品が生み出されますが、残渣の最終製品は、おそらく道路のアスファルトではないかと思われます。

アスファルトは、大きな分子量の炭化水素の混合分で石油から生まれる物質でもっとも重く粘っこい物質です。

アスファルトは、旧約聖書にもでてくるくらいから人類には縁の深い物質です。

当然、当時のアスファルトは、人工的な精製でなはなく、石油が自然に固まった天然アスファルトと推測されますが。



(2012-03-29 14:46:41)

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