(19)ワセリンの副作用

石油由来だから有害?悪?


ワセリンは、石油由来のため、石油を肌に付けるというイメージに結びつきやすいのでしょうか、悪いイメージが伴いがちです。

ワセリンは石油由来ですが、ガソリンや灯油とはまったく違う物質です。

また人体(細胞や体内組織)に対する有害性や毒性は、他のどんな医薬品より少ないと考えられています。

ワセリン自体に生理活性がないためです。

それは、逆に言えば薬効がないという事実の証明です。つまり、薬効も毒性・有害性もない中立的な成分です。

ワセリンの特徴は、薬効も毒性もなく、ただたんに皮膚を保護するという愚直な機能が医薬品として優れています。


ワセリンによる副作用の発症事例


ワセリンによる副作用事例はほとんどありません。

希にかゆみや湿疹などのアレルギー反応が出た人や、光線過敏症が疑われる事例が聞かれます。

・アレルギー反応が発生するケースがある
・光線過敏症が発生するケースがある

光線過敏症は、日光の中のとくに紫外線に反応して、日焼けしたように皮膚が赤くなりたり、皮膚炎・かゆみ・湿疹などを発症する現象です。

皮膚が黒ずむ色素沈着を伴うケースもあります。

これら副作用の発症原因は、多くはワセリンそのものではなく、ワセリンに含まれる不純物によるもと考えられます。


光過敏症を引き起こしやすい物質


・食品として接種して起きやすいものとしてソバ<
・皮膚に塗布して起きやすいものとしてイチジクやセロリの果汁やベルガモットなど柑橘系の精油など


医薬品・化粧品は100%安全か?


医薬品も化粧品も現在の考え方では「すべての人に100%安全ということはありえない」とされます。

よって「100%安全」といった内容や趣旨を医薬品・化粧品の説明書・パッケージ・広告などに記入することは薬事法でも禁じられています。

100%副作用がない医薬品や化粧品は存在しないからです。

ワセリンも、"何らかの副作用は必ず存在する"という前提で使用されることをおすすめしますが、実際、副作用を体験することは、ほぼありません。


  • (2017-07-18)
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