開発日誌 (~2012年)
化粧品下地として?
(2009-01-24 07:51:11)
ワセリンは基礎化粧品のクリームの代用として使用することができます。とはえい、日常的にワセリンを基礎化粧品として使用している方は多くないと思われます。保湿効果は超抜群ですが、ちょっとヘビーですので。
一般的な基礎化粧品は下記の3ステップで行われます:
・化粧水(ローション)
・乳液
・クリーム
基礎化粧品の考え方はお肌への水分補給とその維持(つまり保湿)。よって、強力な保湿効果が必要な場合はクリームに代えてワセリンを使用すると効果的です。
紫外線は体内でのビタミンD生成を促進します。ビタミンDは抗ガン作用などメリットが大きいのですが、一方で紫外線はお肌の老化も促進する作用があり美容に敏感な方には避けたい刺激です。
ということで昨今、日焼け止め化粧品も日常的に使用されている方も少なくありません。基礎化粧品に日焼け止め成分が含まれているものもありますが、個別に使用する場合は「基礎化粧品 → 日焼け止め」の順で塗ります。
最後の仕上げはメイクアップ。ファンデーションは「基礎化粧品 → 日焼け止め → ファンデーション」の順で塗ります。
これだけのフルコースを手間暇かけて行う女性が多いかどうか不明ですが、とりあえず、ワセリンがメイクアップの化粧下地になりうることは事実です。
そこで知人の女性に聞いてみました:
Q:ワセリンを「化粧下地」として使用するか?
A:可能と思います。「化粧下地」→「日焼け止め」→「ファンデーション」の順番でお化粧します。ワセリンはクリームと同じような位置かと思います。ワセリンを化粧下地として使用する場合、日焼け止めはワセリンの前でも後でも使用感の良い方で行います。
Q:化粧水・乳液の上にワセリンを塗布、というのは心情的にありでしょうか?
A:ワセリンはクリームと同じような位置かと思いますので化粧水→乳液→ワセリンはありです。ただし、わたしがワセリンを顔に使用していた時は化粧水も乳液も刺激があって使えず、ワセリンのみを使い、乾燥・外からの刺激を防いでいました。ワセリンを顔にと考える方はどちらかというと肌のトラブルをかかえた方が多いという印象があります。化粧水→乳液→ワセリン、塗りすぎでは!?と個人的にには思います。
(1)基礎化粧品としてのワセリン
一般的な基礎化粧品は下記の3ステップで行われます:
・化粧水(ローション)
・乳液
・クリーム
基礎化粧品の考え方はお肌への水分補給とその維持(つまり保湿)。よって、強力な保湿効果が必要な場合はクリームに代えてワセリンを使用すると効果的です。
(2)日焼け止め
紫外線は体内でのビタミンD生成を促進します。ビタミンDは抗ガン作用などメリットが大きいのですが、一方で紫外線はお肌の老化も促進する作用があり美容に敏感な方には避けたい刺激です。
ということで昨今、日焼け止め化粧品も日常的に使用されている方も少なくありません。基礎化粧品に日焼け止め成分が含まれているものもありますが、個別に使用する場合は「基礎化粧品 → 日焼け止め」の順で塗ります。
(3)ファンデーション
最後の仕上げはメイクアップ。ファンデーションは「基礎化粧品 → 日焼け止め → ファンデーション」の順で塗ります。
ワセリンは化粧品下地として使える(でも重い)
これだけのフルコースを手間暇かけて行う女性が多いかどうか不明ですが、とりあえず、ワセリンがメイクアップの化粧下地になりうることは事実です。
そこで知人の女性に聞いてみました:
Q:ワセリンを「化粧下地」として使用するか?
A:可能と思います。「化粧下地」→「日焼け止め」→「ファンデーション」の順番でお化粧します。ワセリンはクリームと同じような位置かと思います。ワセリンを化粧下地として使用する場合、日焼け止めはワセリンの前でも後でも使用感の良い方で行います。
Q:化粧水・乳液の上にワセリンを塗布、というのは心情的にありでしょうか?
A:ワセリンはクリームと同じような位置かと思いますので化粧水→乳液→ワセリンはありです。ただし、わたしがワセリンを顔に使用していた時は化粧水も乳液も刺激があって使えず、ワセリンのみを使い、乾燥・外からの刺激を防いでいました。ワセリンを顔にと考える方はどちらかというと肌のトラブルをかかえた方が多いという印象があります。化粧水→乳液→ワセリン、塗りすぎでは!?と個人的にには思います。
開発日誌 (~2012年)
乳化系クリーム vs ワセリン
(2009-01-24 07:51:10)
●乳化系クリームとは?
乳化系クリームとはマヨネーズのように水とオイルを混ぜ撹拌することで白くクリーム状になった物質全般を指します。水分と油が適度に混じり合うため油の保湿力と水分のテクスチャのよさが特徴です。
市販のハンドクリームなども乳化タイプの基剤をベースにしたものが多いかと思います。
●一方、ワセリンは?
ワセリンは原油から精製分離された純粋な炭化水素の固まりで水分の含有率は限りなく0%。水分透過率もほとんどなく、皮膚表面からの水分蒸発を強力に防止します。
●乳化系クリーム vs ワセリン
【乳化系クリーム】
・お肌への吸収率 → ある程度皮膚に吸収されやすい
・水分透過率 → ある程度高く、水分蒸発が起こりやすい(保湿力が弱い)
・皮膚バリアー保護力 → 中
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → やや弱い
・感触・テクスチャー → 比較的さらさら感があり良好
【ワセリン】
・お肌への吸収率 → ほとんど皮膚に吸収されない
・水分透過率 → ほとんどないので水分蒸発が起こらない(保湿力が高い)
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → 強い
・皮膚バリアー保護力 → 高い
・感触・テクスチャー → 比較的ベタベタ感があり使いにくい
それぞれに長短がありますので特徴をよく理解して、賢く使い分けしたいですね。
乳化系クリームとはマヨネーズのように水とオイルを混ぜ撹拌することで白くクリーム状になった物質全般を指します。水分と油が適度に混じり合うため油の保湿力と水分のテクスチャのよさが特徴です。
市販のハンドクリームなども乳化タイプの基剤をベースにしたものが多いかと思います。
●一方、ワセリンは?
ワセリンは原油から精製分離された純粋な炭化水素の固まりで水分の含有率は限りなく0%。水分透過率もほとんどなく、皮膚表面からの水分蒸発を強力に防止します。
●乳化系クリーム vs ワセリン
【乳化系クリーム】
・お肌への吸収率 → ある程度皮膚に吸収されやすい
・水分透過率 → ある程度高く、水分蒸発が起こりやすい(保湿力が弱い)
・皮膚バリアー保護力 → 中
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → やや弱い
・感触・テクスチャー → 比較的さらさら感があり良好
【ワセリン】
・お肌への吸収率 → ほとんど皮膚に吸収されない
・水分透過率 → ほとんどないので水分蒸発が起こらない(保湿力が高い)
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → 強い
・皮膚バリアー保護力 → 高い
・感触・テクスチャー → 比較的ベタベタ感があり使いにくい
それぞれに長短がありますので特徴をよく理解して、賢く使い分けしたいですね。
開発日誌 (~2012年)
ワセリンの添加物、BHT
(2009-01-24 07:51:09)
●ワセリンの添加物として多用されるBHT
ワセリンにはBHTという成分が配合される場合があります。
酸化防止を目的として、ワセリンの生成工程、もしくはワセリン生成後に添加されるケースが多いようです。
私は使ったことがなく、どんな成分なのかわからない。
●BHTとは?
BHTとは・・
「ジ・ブチル・ヒドロキシ・トルエン (dibutylhydroxytoluene)、別名ブチル化ヒドロキシトルエン (butylated hydroxytoluene)、略称 BHT は有機化合物の一種。
脂溶性のフェノール類であり、主に抗酸化剤として食品添加物として用いられる(E番号 E321)。
また、化粧品・ボディソープ・医薬品・ジェット燃料・ゴム・石油製品にも使われ、さらにエンバーミング剤としても使われる。」(wikipediaから引用)
発ガン性の事実はないとされる一方、疑いを向ける記事も多い。
wikipediaより引用:
--------------(引用)--------------
発ガン性は確認されていないものの変異原性は認められており、さらに催奇形性の疑いがあるために食品に対するジブチルヒドロキシトルエンの使用は問題があるのではないかという指摘がある。日本(1958年)、ルーマニア、スウェーデン、オーストラリアでは食品への使用が禁止されている[要出典]。アメリカ合衆国では乳幼児用食品への使用が禁止されている。ジブチルヒドロキシトルエンの使用を自主的に取りやめている食品会社もある。
--------------(引用ここまで)--------------
ワセリンにはBHTという成分が配合される場合があります。
酸化防止を目的として、ワセリンの生成工程、もしくはワセリン生成後に添加されるケースが多いようです。
私は使ったことがなく、どんな成分なのかわからない。
●BHTとは?
BHTとは・・
「ジ・ブチル・ヒドロキシ・トルエン (dibutylhydroxytoluene)、別名ブチル化ヒドロキシトルエン (butylated hydroxytoluene)、略称 BHT は有機化合物の一種。
脂溶性のフェノール類であり、主に抗酸化剤として食品添加物として用いられる(E番号 E321)。
また、化粧品・ボディソープ・医薬品・ジェット燃料・ゴム・石油製品にも使われ、さらにエンバーミング剤としても使われる。」(wikipediaから引用)
発ガン性の事実はないとされる一方、疑いを向ける記事も多い。
wikipediaより引用:
--------------(引用)--------------
発ガン性は確認されていないものの変異原性は認められており、さらに催奇形性の疑いがあるために食品に対するジブチルヒドロキシトルエンの使用は問題があるのではないかという指摘がある。日本(1958年)、ルーマニア、スウェーデン、オーストラリアでは食品への使用が禁止されている[要出典]。アメリカ合衆国では乳幼児用食品への使用が禁止されている。ジブチルヒドロキシトルエンの使用を自主的に取りやめている食品会社もある。
--------------(引用ここまで)--------------
開発日誌 (~2012年)
ワセリンの紫外線予防?効果はない
(2009-01-24 07:51:07)
Wikipedia英語版「Petroleum_jelly」(ワセリン)には使用例として次の文章が掲載されています。
During World War II, a variety of petroleum jelly called red veterinary petrolatum, or Red Vet Pet for short, was often included in life raft survival kits. Acting as a sunscreen, it provides protection against ultraviolet rays.
【要約】「第2次世界大戦中、ワセリンは『Red Vet Pet』(赤い獣医のワセリン)という商品名で日焼け止めとして利用されており、しばしば救命ボートには救命キットとして常備されていました」
現在のサンクリーン(日焼け止め)の原理は主に2種類
・紫外線を反射する物質(多くは金属)をクリームに配合する
・紫外線を吸収する物質をクリームに配合する
ワセリンは炭化水素で金属でもないし、紫外線吸収剤としても効果があるとは予想しにくいのですが、第2次世界大戦中は「Red Vet Pet」は米国で爆発的に売れたようです。
During World War II, a variety of petroleum jelly called red veterinary petrolatum, or Red Vet Pet for short, was often included in life raft survival kits. Acting as a sunscreen, it provides protection against ultraviolet rays.
【要約】「第2次世界大戦中、ワセリンは『Red Vet Pet』(赤い獣医のワセリン)という商品名で日焼け止めとして利用されており、しばしば救命ボートには救命キットとして常備されていました」
現在のサンクリーン(日焼け止め)の原理は主に2種類
・紫外線を反射する物質(多くは金属)をクリームに配合する
・紫外線を吸収する物質をクリームに配合する
ワセリンは炭化水素で金属でもないし、紫外線吸収剤としても効果があるとは予想しにくいのですが、第2次世界大戦中は「Red Vet Pet」は米国で爆発的に売れたようです。
開発日誌 (~2012年)
ワセリンの不純物
(2009-01-24 07:51:06)
ワセリンは原油の精製から得られる純粋な炭化水素ですが、原油自体には炭化水素以外にも水や泥や砂をはじめ様々な不純物が混入しています。
・有機硫黄化合物
・ベンゼンなどの芳香族化合物(主に環状不飽和有機化合物)
・不飽和炭化水素(ワセリンとして欲しい物質は「飽和炭化水素」)
・樹脂状物質(炭化水素以外の有機化合物)
・有機硫黄化合物
・ベンゼンなどの芳香族化合物(主に環状不飽和有機化合物)
・不飽和炭化水素(ワセリンとして欲しい物質は「飽和炭化水素」)
・樹脂状物質(炭化水素以外の有機化合物)