ワセリン物語

ワセリンを勉強するブログ

(21)手湿疹とステロイド

手湿疹とは?


手湿疹(てしっしん)は、水仕事が多い主婦の手に発症する湿疹を指します。

成人以降の主婦の手で比較的多く発症するため、別名主婦湿疹(しゅふしっしん)とも呼ばれます。


手湿疹の特徴


・手の一部に湿疹ができて赤くなり、時に強い痒みを伴う

・発症すると長期間完治できない場合が多く、数ヶ月・数年を要する場合もある。一部慢性化する人も


手湿疹の原因


・手湿疹の発症メカニズムは未だ不明です

・水仕事の多い人に発症することから、水による皮膚刺激がトリガーか?

・経験的に家庭用洗剤(とくに界面活性剤)で発症すると信じる人が多い(その真偽は不明)


手湿疹の治療法


・完全な治療法は確立されていない

・病院ではステロイドとワセリンを処方する医者が圧倒的に多い


ステロイドとは?


ステロイド剤の使用は、手湿疹に劇的な効果を発揮するのものの、副作用を考慮して長期間の使用をすすめる医者は多くありません。

ステロイドは本来、ヒトの体内で生成される体内ホルモンですが、これを人工的に合成して製造した薬品がステロイド剤です。

ステロイド剤は、ヒトのステロイド成分を模倣した合成成分です。多様な成分があり、またその強度にもランク分けがされています。

つまり、一口にステロイドといっても多種多様なステロイドが存在します。


ステロイドに対する考え方


強めのステロイド剤を短期間投与し、その後はワセリンの投与にて皮膚を保護し、長期間かけて完治を目指す治療法が、現在一般的な手湿疹の治療法と見なされています。

ただし、医者や研究者ごとに考え方の隔たりは大きく、ステロイドを重点的に投与するステロイド多用派から、極力ステロイドを使わないノン・ステロイド派までおられます。

(2017-07-18)
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