開発日誌 (~2012年)


最強のハンドクリーム
category: 開発日記

100年以上の実績


ひょっとしたら世界のどこかの研究所で、ハンドクリーム用の凄い新素材が開発されつつあるのかもしれません。

しかし、安全性が極めて高く、しかも数十年以上の実績があり、確実に効果が認められるハンドクリーム用の素材でワセリンを超えるものを私は知りません。

ワセリンの実績は100年以上です。


成分はいろいろあるが・・・


痛んだ手や皮膚に劇的効果を発揮する薬ならステロイドがありますが、これはホルモン様物質であり、私たちが扱える物質ではありません。

医療機関の厳しい規制とお医者さんによるきちんとした治療計画のもとで使用されるべきもので対象外です。

将来出てくるかもしれないハンドクリーム用の凄い新素材を別として世界最強のハンドクリーム素材はワセリンしかないと考えています。


ワセリン=最強というスタート


ということで、ワセリンありきでベタガード・プロジェクトはスタートしています。

ハンドクリーム基材として重要なポイントは:

・皮膚の保護効果の高さ
・人体・環境に与える安全性
・耐水性
・防腐剤なしでの保存性の高さ
・(製造サイドにとって重要)原料の供給安定性とリーゾナブルなコスト


これらの条件で、ワセリンを凌駕する成分はなさそうです。

そして、その通り、ワセリンは薬局でもドラッグストアでも、かなり安価に販売されていますし、病院でも普通に処方してもらえます。


ワセリンは、使い勝手が今一つ


ワセリンそのものが最強のハンドクリームなのですから、本当は、あえてベタガードなど開発する必要はなく、市販されているワセリンで充分という気持ちもあります。

しかし、ワセリン単体は最強でも、使い勝手は、世界最強とは言い難い部分が難点です。

実際にワセリン単体を使用されている方、そして愛用されている方でも、多くのワセリンファンに共通する感想は「伸びにくい」ではないでしょうか。

そうなんです。固くてクリームの伸びがイマイチなんですね。水飴のように固く肌にへばりつく感じです。


ベタガード


ベタガードは、ワセリンの効果をそのままに「伸びやすくする」というだけのもの。

それに使用する成分として検討されたオイルは、オリーブオイル、ホホバオイル、モロッコ産アルガンオイルなど。

全部OKです。とくにアルガンオイルはワセリンを純度の高い水飴のように変化させる効果があって、見た目の美しさ・透明感の高さ・輝きは絶品でした。

しかし、アルガンオイルは仕入れコストが高いのが難点でした。

そこで、アルガンオイルの次に美しかったホホバオイルが現状採用されています。

このほかに多少の消炎作用がある成分や香りの成分を配合しますが、クリームの骨格はワセリンとホホバオイルだけといっても過言ではありません。



(2012-04-28 09:04:51)

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