開発日誌 (~2012年)


ハンドクリームとは?
(2010-04-01 08:30:01)
手の皮膚を保護し、皮膚トラブルの防止または治癒を目的とした化粧品または医薬品。


水仕事に耐えるタフさ


スキンケアクリームなので基本的な成分はフェイス用やボディケア用のクリームと同じ。

しかし、水仕事(炊事、洗濯)や手作業など外界の刺激に晒される部位であるためパワフルでタフであることが求められる。


最強ハンドクリーム?


最強ハンドクリームは人の「皮脂」でしょう。

ハンドクリーンはある意味、皮脂のサポートでしかない。

皮脂はオイルと脂肪酸とワックスでできている、すべて炭化水素の仲間。


ハンドクリームの2系統



  • 白色系クリーム (乳化系クリーム)
  • ノンウォーター系 (典型的にワセリン系)



白色系の基本


市販されているハンドクリームのほとんどが、白色系(乳化系)クリーム。

見た目、ミルクのような色・ミルククリームにそっくりな感触から「白色系」と呼ばれる。

配合成分はメーカーや製品によって多種多様だが、白色系クリームの特徴は:

「水+油脂+乳化剤」

本来、水と油脂は混じり合わないが、それを混じり合わせる成分が「乳化剤」、別名「界面活性剤」。

一般的な白色系ハンドクリームでは水は70%-80%、油脂は10%-20%、その他成分で構成されている。


ノンウォーター系の基本


ノンウォーター系の典型的な成分 = ワセリン。

ワセリンとは石油から採取される純粋な炭化水素。

室温では見た目も手触り感も半固形のワックスのように見える。

ワセリン・クリームの基本構成は下記のとおりです:


  • 「ワセリン単品」
  • 「ワセリン+油脂」
  • 「ワセリン+医薬成分」


ワセリンは単体そのものが皮膚科で処方される成分。

それだけでなく皮膚関連医薬品・軟膏など塗り薬のベース基剤となっている。




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