開発日誌 (~2012年)
(10)ワセリン使い方
ワセリン使い方
ワセリンは、かつて欧米では「万能薬」と見なされてきました。
日本の「ガマの油」と非常に似た構図です。
しかし、科学が発展した現代では、ワセリンは万能薬ではないことがわかりました。
自然の恵りワセリン
しかし、非常に大きな効能効果があることは科学的に明白であり、皮膚科でもっとも多く処方される薬の一つとなっています。
ワセリンの特徴をよく理解して「自然の恵りワセリン」を利用しましょう。
ワセリンの塗る部位
体のどこに塗ってもカラダに副作用や刺激を与える可能性が低いこと。
口の中で使用する口内炎の基剤としてワセリンが使用される理由もここにあります。
・顔・・・顔の皮膚を乾燥から保護
・唇(くちびる)・・・唇の皮膚を乾燥から守り、ひび割れ・荒れから保護
・手・・・ハンドクリームとして。手・指の皮膚を乾燥から保護
・爪(つめ)・・・爪を乾燥から守り、剥け・割れ・荒れから保護
・髪の毛・・・髪の毛をを乾燥から保護し艶々に
・足のかかと・ひじ・膝(ひざ)・・・かかと・ひじ・膝の皮膚を乾燥から保護し、ひび割れ・ガザガザを和らげ、角質の生成を抑制
・睫毛(まつげ)・・・薄く塗るとまつげ美容液として、まつげを健やかで健康に
・ケガ・傷口・・・傷口をしっかりガードし、人の本来の傷に対する治癒力を引き出す
ワセリンの塗り方
ワセリンは、乳化系クリーム(白色の柔らかいクリーム)と違って、固いテクスチャーが特徴。
乳化系クリームより使いにくい印象を与えますが、下記のようにお使いください:
・「少量」が基本・・・ワセリンを指先に取るとき、乳化系クリームより少なめに「ほんの少し」
・体温で暖めて溶かす・・・ワセリンを皮膚に塗るとき、あるいは皮膚に塗った後、その部分を手で挟んだり、当てあたりして自分の体温で暖めてください。ワセリンは、じわっと柔らかく
・水分補給済みの肌へ・・・塗る前に皮膚を湿らせておくとお肌へのなじみが速く
(2009-01-24 07:50:50)
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