サンホワイトとは?

ワセリンの一ブランド


サンホワイトは、日本の化学メーカー日興リカ株式会社が製造しているワセリンの商品ブランドです。


ワセリンは、日本では普通名詞化しており(米国では「ワセリン」は商標)、どのメーカーさんのワセリンもワセリンですが、サンホワイトは、通常のワセリンより高純度だったため、あえてブランド名をつけられたと推測されます。


日興リカさんの強み


日興リカ株式会社は、化学メーカーさんですが、水素化触媒メーカーで水素化触媒・水素化反応に独自の技術がある会社さんです。

「水素化」という難しい用語が出てきましたが、一言で言えば水素原子を物質に分子レベルで結合させる技術です。

化粧品業界では「水素添加反応」や「水添(すいてん)」と呼ばれています。


水素化精製で極限まで純度を高める


この技術は原料成分を他の成分に作りかえること(化学合成)や、物質の精製(水素化精製)・脱色・脱臭などに利用されます。

たとえば、水素化による化学合成の例として窒素からアンモニアへの合成、一酸化炭素からメタノールの合成は有名な応用事例です。
水素化による精製(水素化精製)の例として原油の精製が上げられます。


大気汚染の克服に貢献


原油にはイオウ・窒素・酸素・金属などの不純物が含まれています。

精製技術が低かった1970年頃代まで、世界的に石油による大気汚染は大変な深刻さがありましたが、水素化精製などの技術により、現在のガソリンや石油は不純物が少なくなり、日本は深刻な大気汚染を克服することができました。


水素化精製で生まれたサンホワイト


この水素化精製を利用してサンホワイトは、世界最高クラスの高純度ワセリンとして製造されています。

ワセリンに含まれる不純物とは、つまり原油の不純物と同じイオウ化合物や窒素化合物、芳香族化合物なので、水素化精製はワセリンの精製にも力が発揮されます。


パッチテスト基剤として採用されるサンホワイト


どれくらい純度が高いのか?ということですが、日本で販売されているワセリンの中ではもっとも純度が高いという意見が多いようです。

サンホワイトは、皮膚炎を検証するパッチテスト基剤としても利用されます。

基剤でアレルギー反応が現れるとテストしている検体がアレルゲンになったのか、それとも基剤がアレルゲンになったかわからなくなるため、基剤はかぎりなく高純度でなければいけません。

そんな基剤としてサンホワイトは医学界でも採用されているほどです。


世界一の最高純度


いかんせん、世界のワセリンの純度を比較した調査資料がないので、推測になりますが、サンホワイトを越える純度のワセリンは存在しないかもしれません。

この辺を私は日興リカ株式会社の担当者の方に質問したところ「世界一の精製度」とのことです。

ただし、私が調べた範囲ではそれをテストしている第三機関などの資料は探し出せませんでした。

ワセリンの純度に関して、海外の人々はそれほど気になれない傾向があるので、純度にうるさい日本で最高純度なら、やはり世界一となるのかもしれません。



  • (2017-07-19)
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