開発日誌 (~2012年)


# ワセリンと顔とお化粧
(2009-01-24 07:50:52)

ワセリンを顔に塗ってもよいか?という問題


ワセリンは刺激が少ない物質。顔や唇に塗っても通常、問題ありません。

実際、皮膚科では顔に塗る薬として多く処方されていますし、ステロイドなどの薬効成分を溶かし込む「医薬品基材」として多用されています。

眼科用の医薬品や口内炎用の基剤としてもワセリンは利用されます。


化粧品下地として


ワセリンは基礎化粧品のクリームの代用として使用することができます。

よって、強力な保湿を求めている方には化粧品クリームに代えてワセリンのご使用をオススメします。

とはえい、日常的にワセリンを基礎化粧品として使用している方は多くないと思われます。

保湿効果は抜群ですが、テクスチャはややヘビーです。


基礎化粧品としてのワセリン


一般的な基礎化粧品は下記の3ステップで行われます:

・化粧水(ローション)
・乳液
・クリーム

基礎化粧品の考え方はお肌への水分補給とその維持(つまり保湿)。

よって、強力な保湿効果が必要な場合はクリームに代えてワセリンを使用すると効果的です。


お化粧フルコース


(1)基礎化粧品

基礎化粧品の最大の目的は保湿。お肌への水分補給と維持が目的です。

(2)日焼け止め

紫外線は体内でのビタミンD生成を促進します。

ビタミンDは抗ガン作用などメリットが大きいのですが、一方で紫外線はお肌の老化も促進する作用があり美容に敏感な方には避けたい刺激です。

昨今、日焼け止め化粧品も日常的に使用されている方も少なくありません。

基礎化粧品に日焼け止め成分が含まれているものもありますが、個別に使用する場合は「基礎化粧品 → 日焼け止め」の順で塗ります。

(3)ファンデーション

最後の仕上げはメイクアップ。ファンデーションは「基礎化粧品 → 日焼け止め → ファンデーション」の順で塗ります。


化粧品下地としてのワセリン(でも重い)


これだけのフルコースを手間暇かけて行う方が多いかどうか不明ですが、ワセリンがメイクアップの化粧下地になります。


「化粧下地」→「日焼け止め」→「ファンデーション」の順番でお化粧する際、ワセリンはクリームと同じような位置づけにします。

ワセリンを化粧下地として使用する場合、日焼け止めはワセリンの前でも後でも使用感の良い方で行います。

お肌にトラブルがあり、乾燥・外界からの刺激をパワフルに防ぎたいときは次の順で塗ります。

化粧水→乳液→ワセリン

ただし、ヘビーになりますのでお肌のトラブルが深刻でなければ必ずしもすべてが必要ではないと思います。必要に応じて使う化粧品をセレクトしてください。



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