ベタガードの特徴
手作りベタガード
category:
手作り
手作りで楽しむベタガード
実はベタガードは誰でも作れるスキンケア。
白色ワセリンは、薬局・ドラッグストアでも市販されている。
白色ワセリンにホホバオイルやオリーブオイルをちょっと混ぜてかき混ぜれば、ほぼ出来上がります。
防腐剤を添加しなくともベタガードは腐れません。
ぜひ手作り化粧品としてお試しください。
ベタガードの制作材料
必要な原料と器材は下記の通りです:
【材料】
- ・ワセリン
- ・ホホバオイル
- ・ローズマリー
ワセリンに関して、ベタガードでは「サンホワイト」というワセリンを使用していますが、市販されている通常の白色ワセリンでOK。
ベタガード成分と配合比率
商品版ベタガードの全成分と配合比率をリストアップする。
上記の「手作りベタガード」とは若干の違いがありますが、入手のしやすさを考慮して「手作りベタガード」は簡易処方にしている。
【ベタガード全成分&配合比率(工場生産バージョン)】
- ・ワセリン 94.3%
- ・ホホバ種子油 3%
- ・水添ホホバ油 2%
- ・ローズマリー油 0.5%
- ・ゲットウ葉油 0.1%
- ・トコフェロール 0.1%
→ 「ホホバ種子油」は、一般的には「ホホバオイル」と呼ばれます。
ちょっと変わったネーミングですが、化粧品原料名として日本化粧品工業界の成分名がこのように登録されているため、公式成分名としては上記にように表記されます。
→ 「水添ホホバ油」は、ホホバオイルに水素を添加して固めたもの。クリームの固さ調整のため配合している。手作り版では不要。
→ 「ローズマリー油」は、ハーブのローズマリーから採れるローズマリー精油。ベタガードの香りえを特徴づけている。
→ 「ゲットウ葉油」は、月桃と呼ばれる植物の精油。当社の月桃精油は沖縄産を使用。
薬草のような香りはローズマリーと共通しますが、より和的な香りを感じさせます。
ローズマリーの香りを補強するために配合しているだけですので、手作り版では不要。
→ トコフェロールとはビタミンE。
ビタミンEの健康効果を期待しているわけでなく、製品全体の酸化防止(劣化防止)のために配合している。
ベタガードの成分は、どれも酸化に強い成分なので、手作り版では不要。
ですので、一般の方には下記処方をおすすめ:
【ベタガード成分&配合比率(手作りバージョン)】
- ・ワセリン 95.5%
- ・ホホバオイル 5%
- ・ローズマリー油 0.5%
ベタガードの制作機材
特殊な機材は不要。ご家庭の台所にある普通の食器で作ることができます。
【機材】
- ・ビーカー(またはコップ)
- ・スパティラ(または割り箸、竹串など要は掻き回すもの)
- ・クリームを保管するための容器
コンロと鍋も必要ですが、台所で行えば普通にあるものばかり。
作り方の手順
作り方はワセリンとホホバオイルを溶かして、ローズマリー精油を落とす。
これだけ。
(1)ワセリン+ホホバオイルを合わせて溶かす
ベタガードの基材作り。ビーカーに入れたワセリンとホホバオイルを、そのまま水を張った鍋の中に入れ火に掛けます。
これを「湯煎」(ゆせん)と呼びます。
ワセリンが溶けてしまえばベタガードの基材が完成。
(2)ローズマリー精油を加える
ローズマリー精油の配合量は「お好きなだけ」と言いたいところですが、とにかく精油はパワーのあるオイルであまり高濃度では危険。
ベタガードでは0.5%配合している。
他の精油にしていただいてもOK。
精油それぞれに使用量のガイドラインがありますので購入されたオイルの説明書やアロマテラピーの参考書などを参考にされるとよいでしょう。
しかし、通常はそれほど神経質になる必要はありません。
通常の推奨配合量は1%程度が多いかもしれません。
もし1%程度の配合ですと100ml基材に対して1ml、だいたい20滴くらい。
ベタガード派生バージョン
ベタガードではホホバオイルを配合しているが、オイルテクスチャーの好みで変更してください。
ホホバオイルの他には、オリーブオイルなどが入手しやすく人気かもしれません。
また、精油はローズやラベンダーなど多彩な香りを試されると、また違った楽しみが増えます。
失敗しがちな注意点
ビーカーに余ったワセリンを排水口に絶対流さないこと。
余ったワセリンは紙などで拭き取ってゴミ箱へ(燃えるゴミ)。
排水口に流さすと目詰まりの可能性大。
余ったワセリンは紙などで拭き取ってゴミ箱へ(燃えるゴミ)。排水口に流さすと目詰まりの可能性大です。
(2017-07-20)
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